「おやこ教室NEWS」2023年9月 NO.373

暦の上では、立秋を過ぎ「秋の気配が…」と言いたい所ですが、30℃以上の真夏日が続いています。猛暑日の日数が記録更新され、年々夏が暑くなっているのを感じています。「早く涼しくならないかしら」と思いながらも子ども達の元気な姿に背中を押され、「もう少し夏を満喫しましょう」と水遊びを楽しんでいます。

第3親子教室うみべでは、分離クラスのうさぎグループとぞうグループ、それぞれで『親子保育』を行いました。教室より広い小松橋区民館のタウンホールでリズム体操をしたり、エビカニクスを踊ったりとたくさん身体を使って遊びました。普段は分離をしているので教室での姿を保護者の方に見て頂く機会が少ないですが、子ども達が保育者やお友だちとどのように過ごしているのか、どんな遊びをしているのか知って頂く機会になればと思っています。中には、お母さんがいるのが嬉しくて気持ちが昂り落ち着かなくなってしまう子や普段は楽しく参加していても「今日は皆が見てるからやりたくない」と動けなくなってしまう子もいます。保護者の方にとっては「何でやらないの」「どうして走り回ってるの」とショックを受けてしまうかもしれませんが、このような「親子」で参加する機会があったからこそ知ることが出来る姿です。そしてそれは、経験を重ねていく事で、落ち着いて参加出来るようになったり、皆と一緒に楽しめるようになったりします。「大変だから」と参加をやめてしまうとその経験を重ねる事が出来ません。前に、「いつもと違う道を行くと怒るから」と戸外活動の参加を躊躇していた保護者が「職員が一緒に行くから」と励まされて行ってみたら全然泣かずに平気だったという事がありました。「こうなるかも」と不安があると一歩が踏み出せない事もありますが、職員の力を借りてみると「意外と大丈夫だった」ことはよくあります。親子教室の「親子行事(親子保育や戸外活動)」は職員がしっかりついているので、その一歩を踏み出せる良い機会になると思います。2学期も戸外活動やおやこまつりなどの「親子」で参加する行事があります。不安な時は職員を頼り、一歩を踏み出してみてください。きっと、「親子」で楽しい時間が過ごせますよ。

8月9日に3施設合同の職員会議がありました。今回は移転に伴い事業を一緒に行っていく「のびのび福祉会」の理事長と職員の方に事業内容や「のびのび福祉会」の歴史や大切にしている事等のお話を聞かせて頂きました。活動の様子を映したスライドもあり、利用者の方が楽しそうに過ごしているのが印象的でした。小さい頃、親子教室に通っていた子も写っていて「大きくなったなあ」と思うのと同時に「こうして小さい頃から大人になるまでを同じ法人で関わっていける事の良さ」を感じる事が出来ました。子ども達が地域の中で安心して成長出来るよう支援をしていきたいと思います。

(S)