「おやこ教室NEWS」2019年10月


 おなぎかわしおのみちを散歩していたら、萩の花が咲き、ススキが風に揺れていて、小さい秋を見つけた気がしました。台風が次々と発生して日本列島に甚大な被害をもたらしています。被害にあわれた方たちが一日も早く日常生活がおくれるよう願っています。子育て支援おやこでも災害への備えを充分にしていかなくてはいけないと話し合っています。

 相談支援事業を開始して6年目になりましたが、9月はモニタリング月で多くの保護者の方と面談をしています。療育を受けてどうだったか、事業所に伝えることはないかとお話を伺っています。お子さんが通っている事業所の方にも連絡して様子を伺い情報交換を行っています。療育の見学も行い保護者の方と共有しています。友達に関心が出てきた、手が出ることが少なくなった、場面の理解が出てきて朝の会に参加できるようになってきた、イヤイヤ期で大変という声も聞かれ、子どもたちの姿が見えてきます。子育ては大変ですが、こうして話してみるとお子さんの小さな変化を確認できます。移動支援を利用している子どもたちもいて、ご家族の日常生活が安定したものになっているか聴き、次へのステップのモニタリングになるよう行っています。小学生は誕生月の計画になっていてモニタリングも6か月毎ですが、学校の様子を聞いたり、頑張っているお話に、お子さんもお母さんもいろいろありながらたくましく生活されていることに教えられることがいっぱいです。

 相談支援事業を始めてよかったと思えるのは、日常的に療育を行っている支援者だけでなく、第三者的な目で家族のことを一緒に考える人がいることは大切だなと感じています。9月の初めに相談支援事業の研修会に行ってきました。「子どもの発達と保護者のねがいをつなぐ相談支援」というテーマでしたが改めてそのことについて学ぶ良い機会になりました。

 みのりの秋と言われますが、こどもたちがいろいろな体験を通して成長して行く姿を見守っていきたいと思っています。

                                   (N)