「おやこ教室NEWS」2021年1月 No.341

「新年明けましておめでとうございます」

舞い散る枯葉や冷たい風に、本格的な冬を感じられる季節になりました。冷たい風に、鼻を赤らめながらも、元気に遊ぶ子ども達の姿にたくましさを感じているこの頃です。

昨年は、新型コロナウイルスの情報に右往左往し、日常生活が大きく変化し、例年とは違う1年になりました。親子教室では、保護者の皆様のご協力もあり、無事に1年を終えることができました。ありがとうございます。今後も、感染予防対策に努めてまいりますので、ご協力をお願いいたします。

年末年始は、生活リズムが崩れがちになります。早寝、早起き、睡眠を十分に取り、きちんと食事をとるなど休みの間も規則正しい生活を心掛け、健康に過ごせるように気を付けましましょう。

寒さに負けずと、乳幼児親子教室では手を繋ぐのに慣れ、公園でたくさん遊び体力がついてきた頃、四季の自然に触れ合ってほしくて、猿江庭園まで歩いて遊びに行くことがあります。長い距離を歩く経験の少ない子ども達は、「先生、まだ?」と何度も聞いてきたり、途中で座り込んでしまうなどしていました。到着しても、「滑り台は?」と話し、遊具がないことに戸惑う子もいました。自然がたくさんの脇道に入ると、坂道でバランスを崩す子、飛び石が怖くて渡れないなど普段の公園遊びでは見られない姿がたくさんです。何度も遊びに行き、体力もつき、見通しがもてるようになると歩くペースも早くなり、信号待ちでも、道の端で静かに待てるようにもなってきました。経験することが力になって、前回来た時に「転んじゃったんだ」と、木の根に気をつけようとする子、恐々と飛び石を渡りきり満足気にしている子、落ち葉を踏んで楽しむ子、カモを見つけ追いかける子など五感をフル活用して自然を楽しんでいます。また、庭園に遊びに来ている方に保育者の真似をして挨拶しているのを見て、コロナ禍において人と繋がりを感じほっこりすると同時に、子ども達は、よく見ているなと思いドッキリしてしまいます。小さいことでも経験を積み重ねることが子ども達にとって大切なことだと改めて実感します。

昨年は誰もが思うように過ごせないもどかしい一年でした。新しい年を迎え、‘‘今年はどんな年になるのかな‘‘と思ってしまいがちですが、‘‘どんな年にしようかな‘‘と目標をもって、日々の生活を過ごしていきたいと思います。2021年もよろしくお願いします。 (T)