「おやこ教室NEWS」2021年10月 No.350

 よく晴れた日曜日小名木川の塩の道へ散歩に行ってきました。澄んだ青空に彼岸花がきれいに咲いていました。自粛生活が長引きいつまで続くのかと気持ちが沈みがちですが、少しでもホッとできる時間を作りたいものです。
 相談支援事業では、入室を希望するこどもの保護者と面接をして計画案を立てていきます。初めて会う相談員に不安な気持ちがありながら、療育に通わせようかどうしようかと悩んでおられる方もいらっしゃると思いますが、質問に丁寧に答えてくださいます。
 入室を希望されたとき、どんな希望があるかお聞きしています。歩けるようになってほしい、言葉が出てほしい、友達と一緒に遊べる子になってほしい、幼稚園に入る前に集団活動を体験させたい、スプーンで食べられるようになってほしい、トイレで排尿してほしいと様々な願いが聞かれます。そこにはお母さんお父さんのわが子への愛情と、よりよい発達を願われている気持ちが表れています。
 8月の末「発達保障のための相談活動を広げるオンライン学習会」に参加しました。その中では「子育てに正解はない」・・・・教科書通りにはいかないから一緒に考える支援が必要、失敗しながら親になるのが子育て、「私もおんなじ」と共有できる存在が必要。子育ては悩むところから始まり、答えは後から出る。だから不安の共有が大切。先を見通して「大丈夫」と安心できる言葉がけが大切と言われていました。
 乳幼児親子教室で相談支援事業を開始して8年目になりました。何年間もお話ししてきたお母さんもいます。回数を重ねることにいろいろなお話をすることができています。親子教室を卒室されても相談支援は続けている方もいて「子供の話をできるのはここくらいになってしまった」と言われています。一緒にお子さんの成長を見守ることができてよかったなあと思っています。
 あるお母さんが、帰りがけに「先生パソコンで文章作っていられるのですか?すごいですね」とおっしゃいました。思いがけない言葉だったのですが、褒められてその日は一日良い気分で過ごせました。相手が気持ちよく話を聞いてもらったとはどういうことなのか我が身を振り返っています。勉強会で学んだように一緒に悩み一緒に考えられる相談支援をやっていきたいと思っています。この大変な時だからこそ。                     (中川)