9月は中旬まで暑い日が続いていましたが、少しずつ陽が落ちるのが早くなってきました。この夏はかつてない猛暑の中、送迎ありがとうございました。このニュースが出る頃には風が涼しくなり秋を感じられているといいなと思っています。
第2乳幼児親子教室では、りんご組(0~1歳児)ぶどう組(2歳児)クラスがあります。週1~2回の登室ですが、4月頃は自分の好きな物で黙々と遊んでいた姿から、お友達を目で追ったり、同じものを持ったり、少しずつ周りにいる大人や子ども達を意識するようになってきました。“楽しそうだな”“一緒にやってみたいな”という気持ちが育ってきていることが伝わってきます。そんな時に大人が近くで「入れて、だね」「おんなじだね」と声を掛けながら子どもの気持ちを代弁し相手に伝えたり、言い方やジェスチャーの見本を見せ促しています。音が鳴る楽器を振ってお母さんと楽しんでいるお友達の様子を遠くから見ていたA君。ゆっくり近寄ってきました。保育者が気づき「A君入れてだね」と促しても自分では恥ずかしくて勇気が出ません。保育者が手を取り「か・し・て」のジェスチャーを一緒にやると、その手の上に、お友達がマラカスを一つ置いてくれました。気持ちが伝わるとニコッと笑顔になり嬉しい表情を見せていました。そのうち、お互い顔を見合わせながら一つずつ手に持ち、体を弾ませて音を鳴らし楽しむことができました。
この夏は毎日、裏庭で水遊びを楽しみました。カップやジョーロの水を頭から浴び、豪快に水遊びを楽しめる子もいれば、その水しぶきにちょっと困った様子の子も。そんな時は小さなタライに移動して保育者と一緒に金魚すくいなどで遊びます。金魚すくいが始まると次々とバケツを持って“僕もやりたい”と参加し、豪快に水遊びをしていた子も気付くとその輪の中に入り、素手とポイを使い金魚を追いかけ、タライの周りが窮屈になり、今度は大きなプールの中に金魚を移動させ、みんなでしゃがみ水面に顔を向け金魚を追いかけます。独り占めや取り合いもありますが、あの子のバケツには金魚がいないなと気づくと自分のバケツから一匹金魚を入れてあげる子もいて、入れたよとお友達に伝えている姿は誇らしげでした。一人で遊ぶのも楽しいけれど、お友達と一緒も楽しいなという気持ちがもっと広がっていくといいなと思っています。
2学期に入り面談で保護者の皆さんとお話をしています。お母さんお父さんが、毎日の生活の中で育児に向き合い、努力されていることが伝わってきました。頑張りすぎて疲れないように、悩み事は誰かに聞いてもらいましょう。もちろん親子教室を頼って下さいね。10月8日(水)に3施設合同の保護者会があります。親子教室の話や、おやこまつりの話をしたあと、皆さんで交流する時間を設けていますので、困っていること、聞きたいこと、話したいこといろいろお話をしましょう。きっと子育てのヒントがたくさんあると思います。ぜひ参加してください。
10月25日(土)に第19回おやこまつりを開催いたします。今年は“40周年”を記念して、色々な方にご協力していただき、歌やパネルシアターなど、スペシャル企画を予定しています。第2の2Fではバザー係を中心に保護者の方々が集まって楽しそうに手作り品を作成しています。当日に向けてたくさんの方が準備して下さっています。どんなおまつりになるか楽しみです。在室の方はもちろん、地域の方や卒室した方もぜひ足を運んでいただき、楽しんでいただければと思います。(N)