「おやこ教室NEWS」2019年2月

 このまま春を迎えるのかと思うくらい、1月とは思えないくらいの暖かい日が続いていましたが、急に北風が強くなり大人も子どもも身体が縮まってしまうほどの冬本番となりました。登室してくる子どもたちは頬や耳を赤くし、「さむいね」と肩をすくめながら話してくれます。寒さを感じながらも公園では元気いっぱい。誰からともなく凧あげやかけっこが始まると、ぼくもわたしもと、いつの間にか大勢で走っています。寒さでつい外出が億劫になりやすいですが、私たち大人も子どもたちと一緒に太陽の下で体を動かす気持ち良さを感じ、「楽しいね」「気持ちいいね」と気持ちを共感しあえるといいですね。

 1月は3施設それぞれで新年会を行ないました。ゲームをしたり、豚汁やお餅、お好み焼きなどを食べたり、各クラスで内容は様々ですが、楽しく、笑顔あふれる1日となりました。乳幼児親子教室のゆり組では、福笑いやカルタのお正月あそびで盛り上がり、昼食は自分たちで味付けをしたお餅とうどん、お母さん手作りの豚汁を食べました。「○○餅、おいしいね」「まだまだ食べられるよ」と、目の前のお皿いっぱいに並んだお餅と豚汁に大喜びの小学生。お正月遊びにお餅の味付け、子どもたち自身が主体となった活動は、いつも以上に意欲的です。「言われたことをする」より「自分で決める」方が気持ちが入り、試行錯誤しながらもそれぞれ良い表情で目の前の事柄に取り組んでいます。

 毎年1月2月の保護者会では年長のお母さんに子育て談「私の子育て」を話していただいています。職員も後から録音したものを聞かせてもらうのですが、通うまでの不安な気持ち、通ってからも悩んだ様々なこと、就学を迎えるにあたっての今の心境など、沢山の気持ちを感じながら聞いています。参加しているお母さんにも響くものがあるのではないでしょうか。また、この時期になると年度末に発行される文集「おやこ」の制作も始まります。お母さん方に用紙を渡すと「もうこの時期なんですね」としみじみされる方もいます。私の子育て・文集の準備と、年度末に向けて徐々に動き出しました。

2月17日(日)、小松橋区民館にて共立女子大学家政学部教授の河原紀子先生をお迎えし、「発達が気になる子の子育てにいきる発達の話」の勉強会を行ないます。ぜひお話を聞きにいらしてください。皆さんのご参加お待ちしています。         (H)