「おやこ教室NEWS」2020年7月 No.335

 まだ梅雨は明けず、雨に洗われて草木や紫陽花の色が鮮やかです。窓から空模様を気にする日々ですが、時おり見られる青空や陽射しに、夏の訪れが近い事を感じます。

 予定していた季節ごとの行事は無くなりましたが、手指消毒や手洗い時に濡らさないように捲り上げていた長袖が半袖になって、ひと手間省けた事や冷たかった水が、ひんやり気持ち良くて、手洗いを続けたくなっている様子など、子ども達なりに日常生活の中で季節の変化を感じとっていることと思います。

 季節ごとの製作遊びは例年通り行っています。今は、七夕飾りに取り組み始めているところです。三角つなぎ・四角つなぎ・輪つなぎ・星飾り等、色彩豊かに出来上がってきています。

 指先に糊を付ける、シールを台紙から剥がして色紙に貼る、細長い色紙の端に糊を付けてくるりと輪を作る等など、手指作業はなかなか難しそうですが、視線を教材と手元に向けながら真剣な表情で取り組んでいます。

 「できた!」と持ち上げて得意気に見せる子、「ここまで!」とばかりに立ち上がって、もう終わりにすることを表明する子、プイッと横を向いて「イヤ!」を伝える子。それぞれの興味や持続時間は異なりますが、飾られると嬉しそうに眺めています。そして、もうひとつは短冊。これは、保護者の方に書いて頂いています。

 「元気で楽しく遊べますように」「お外で、たくさん遊べるように」など様々な願い事が書かれています。こうしたみんなの思いが込められた飾りが夜空の星に届きますように・・・。

 自粛解除になりましたが、まだ油断できない状況が続いています。 しばらくは感染予防を第一に考えての保育体制になりますが、引き続き、皆様のご理解ご協力をお願い申し上げます。

(S)