「おやこ教室NEWS」2020年10月 No.338

 秋の彼岸の頃になると日にちを合わせるかのように彼岸花が咲き始めます。思っても見なかった窮屈な日々を送っているわけですが、散歩の途中で観る花や野草に季節を感じ、心を落ち着かせています。

 相談支援で保護者の方とはお話しする機会はあるのですが、子どもたちと会う機会が少なくなって、少し寂しい思いをしていたのですが、モニタリングで保育の様子を見学しています。子どもたちがいる空間はいつも楽しく心が和むひと時でもあります。好きなおもちゃでたっぷり遊んだあと、子ども自身がおもちゃを片付けて気持ちを変えて朝の会にのぞんでいます。みんなが一緒の保育開始が遅れた今年度ですが、そんなことを感じさせないくらいみんな集団行動がとれています。出かける時の靴を履く姿や、靴下の裏返しを一所懸命直している姿に、昨年までお母さんにぜんぶやってもらっていた子達とは思えないくらいです。

 親子教室は遊びと生活を基本に、一人ひとりの子どもの発達や特性に合わせて丁寧に援助するようにしています。毎日の繰り返しの中で身につけていっている子ども達。大人はいつもせかしがちですが、じっくり待って子ども自身が気が付いたり、「ああかな、こうかな」と試行錯誤しながら物事をやり遂げることに共感してあげることが大切ではないでしょうか。

 10月5日から分離クラスも通常の保育時間になります。シーツや毛布のお洗濯が大変でしょうがご協力お願いします。保護者会も密を避けるため中止にしてきたのですが、広い場所を借りて換気を充分に行い、交流会を行う予定です。

 緊張の連続の毎日、子どもも大人もストレスをためがちです。本人が気が付かないうちに体の調子が悪くなったり、何でもないことにイラついたりしていませんか。1回の交流会ですべてが発散できるとは思いませんが、ぜひ胸の内を話してみて下さい。

 力を貸してくださる方がいてホームページのリニューアルの準備をしています。親子教室らしい素敵なものが出来上がりそうです。どうぞご覧になってください。

 いつ収束するかわからないコロナ禍ですが、十分な感染対策をとって大きな声で笑い合える日を楽しみに、お互いに励まし合ってこの時期を乗り越えていきましょう。(N)