「おやこ教室NEWS」2022年5月 No.357

 桜の花びらが散ると同時に、新しい緑の葉が鮮やかに風に揺れています。

 新年度になり、クラスの顔ぶれも変わりました。今年度も一緒のクラスになったお友だちの顔を見て安心したような嬉しいような表情をする子や、初めましてのお友だちの顔をじっと見て「この子はどんな子なのかな?」と様子を見ている子もいます。分離が初めてのお子さんは、お母さんと離れるのが寂しくて泣いてしまうこともありますが、玩具や絵本など自分の好きな物を見つけると泣き止んで楽しく遊んでいます。

 昨年から引き続き在籍のA君は、今まで通り大好きな車を並べて遊んでいます。そこへ今年度から入ったB君はA君が並べた車に手を伸ばしてきました。B君は車を走らせたいようです。今までは、それぞれ好きな遊びを楽しんでいたので邪魔される経験のなかったA君はびっくり!2人共車は大好きですが遊び方は異なるようです。そこで、車の数を増やして分け合ってそれぞれの遊びを保障しました。少し離れた場所で思い通りの遊びを始めましたが、お互いに気になるようで、チラチラと気にしながら遊んでいます。今年度初めての場面でしたが、これを機に関わり合いながら相手の存在に気付いて、あんな遊びこんな遊びがある事に興味を示して関わり合いを楽しんでほしいと思いました。天気がいい日は他のクラスと合同で公園に行きます。公園では滑り台や砂場で遊ぶ子や色とりどりのお花を見つけたりと教室では緊張した表情を見せていた子も公園では表情も柔らかくいい笑顔を見せてくれます。

 乳幼児親子教室は建物の外壁の工事で工事の音が大きかったりペンキの匂いがしたりと落ち着かない新年度になりましたが、子ども達も教室での生活に慣れてきたのか、活発に活動する姿が見られるようになりました。新型コロナウイルスに加えて、これからの季節に特有の感染症もありますので、予防対策を徹底しつつ、子ども達には元気いっぱい過ごしてもらえるよう取り組んでまいります。

(S)