「親子教室NEWS」2018年2月

 寒さが一層増し毎朝布団から出るのが辛いです。ですがこの寒さもいつまで続くのか、ここ数年の異常気象に日本特有の四季が無くなってしまうのではないかと思うと、早く暖かくなってほしいと思う反面、冬らしい寒さをまだまだ感じていたい気持ちになります。

 年明けの子ども達は、「待っていました」と言わんばかりの笑顔で登室してきました。お母さん方の方が心待ちにしていたかもしれないですね。「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」新年の挨拶はいつもと違いちょっと照れくさかったり、「言えるよ。知ってるよ。」と得意気だったり。どの子もお年玉をもらった話やおじいちゃんおばあちゃんに合いに行った話などお正月の出来事を沢山教えてくれました。特別な出来事は心が躍り“伝えたい”気持ちが増します。何をした?どの様に?など聞き出せる大切な機会でもあります。出来事を言葉にすることはとても難しいですが“伝わる嬉しさ”を感じ話す自信に繋がる様に、ゆっくりと向き合い話す時間をたくさん作っていきたいと思っています。

 1月は新年会シーズン!第3はクラスにより年齢が違うのでそれぞれに合わせた新年会を行いました。大きい子ども達はお餅作りです。つき上がったお餅を丸めきな粉や醤油に絡めます。餅の感触を感じ食べる事を想像しながら作る事で楽しみになり、お餅が食べられなかったA君は初めて沢山食べる事が出来ました。食べられた事をとても喜んでいました。低年齢児のクラスではいつもと違うゲームがいっぱい!まとあてやボウリングおもちゃ引きなどをしました。ちょっとしたルールや順番なども経験したのですが、4月の頃であれば泣いていたであろうB君、寝そべってしまったであろうC君も興味を持って楽しむことが出来、これまでの保育の中で培ってきた力がしっかりと芽吹いている事を感じる事ができました。

 楽しいはずの行事でも、いつもと違うという事に不安を感じ楽しめなくなる子ども達が沢山います。色々な経験をすることで慣れていくのでは?と思いますが、まずは色々な事を受け入れられる土台が必要です。親子教室では一つの事をじっくりと繰り返していく事を大切にしています。小さな成功が積み重なり大きな自信へと繋がり、様々な事へ挑戦できる力へと繋がります。子ども達が安心して次への一歩を踏み出せるよう、焦らず寄り添い見守り励ます事を大切にしていきたいと思っています。今年度も残すところわずかとなりました。新しい季節に向け子ども達の成長が楽しみです。保護者会では年長児のお母さんが“私の子育て”を話して下さいます。色々なお話が聞けると思いますのでぜひ皆さん参加して下さいね。
(M)